ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ

ブラック労働からホワイト労働まで経験したソフトウェアエンジニアが世の中にとって役立つことを情報発信していく。

ハラスメント・コンプライアンス

エンジニアの犠牲の上に成り立つプロジェクト!声を挙げれば不利益!問われる組織のコンプライアンス!

エンジニアにとって長時間労働によるパフォーマンス低下は深刻だ。しかし、製品/システム開発プロジェクトの納期を守ろうとすると、長時間労働になりやすいという製品/システム開発現場は、まだまだ少なからず存在する。しかも、プロジェクトの内容に対し…

【保存版】個人でできる現実的なパワハラ対策をまとめた!

昔は当たり前のように行っていた「厳しい指導」と称した理不尽なやり方は、コンプライアンスや多様性を重視する今の時代に合わなくなった。様々な「ハラスメント」が定義され、世の中に情報があふれ、労働者がおかしなことに対して声を挙げやすくなった。「…

「圧迫面接」は「ストレス耐性」ではなく「パワハラ耐性」を見るためのもの!入社する価値のないブラックの底辺と断言する!

新卒や中途採用において、そう多くは聞かないが、稀に「圧迫面接」をする企業がある。「圧迫面接」とは、企業の採用試験で行われる面接において、面接官が応募者に対して、わざと威圧的な態度を取ったり、答えにくいような質問をしたり、必要以上に重箱の隅…

「コンプライアンス」は想像以上に重要!形だけのものでは通用しないと知るべきだ!

まず最初に、私のサイト(「ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ」)から下記書籍を購入してくださった読者の方に、お礼を申し上げたい。「コンプライアンス」の一つであるハラスメント対策のための書籍を購入されるということは、書籍…

社内に設けているハラスメント相談窓口はほとんど機能しない!

「パワハラ防止法」を全社に適用することで、企業はパワハラ発生の対策を講じることが義務となった。多くの企業は、その一環としてハラスメント相談窓口を設けている。そして「社内でハラスメントが発生した際には相談窓口に相談するように」と、全社員に対…

パワハラ加害者が昇進する可能性は高い!そのような企業は働く価値のないブラックの底辺と断言する

これまでの傾向を見ていると、パワハラ気質な人ほど組織内でメジャーな立ち位置にいることが多く、昇進しやすい傾向にあるように思える。声の大きい人、圧力を感じる人、周囲に迷惑をかけつつも一定の成果を出している人、このような人が着目され、組織とい…

残業時間・残業代に関する違法・グレー状態からの改善と、見抜くべきポイント

私はソフトウェアエンジニアとして、新卒で【下請けIT企業】に就職し、その後【大手メーカー】へ転職している。その中で残業時間や残業代に関して、遭遇してきたことを書いていこうと思う。違法性の有無を含め、あなたの勤務している会社が怪しいと思ったら…

「客先常駐」における「偽装請負」諸々の問題、および改善と脱出

IT業界におけるシステム開発プロジェクトで、エンジニアがお客様先の企業に常駐して開発を行うスタイルを「客先常駐」と呼んでいる。そして、以前から「『客先常駐』はブラック」と業界では言われている。なぜなら「偽装請負」が発生しやすいからである。「…

「テクハラ」「逆テクハラ」とその類似ハラスメントを理解していない組織は本当にヤバい

職場などにおいて、自分の得意分野における専門用語を多用したり、わざと難しく説明したり、自慢したり、やたらとマウントを取ってくる人に戸惑ってしまうと言った経験をされた方も少なからずおられるのではないだろうか?逆に、あなたがある分野のことは何…

取引先に無償対応を要求することのコンプライアンス面でのリスク

システム開発に限った話ではないが、少量の作業を取引先に「これくらいの作業はタダでお願い」というニュアンスで依頼することがある。取引先の判断で、無償での対応が許容される場合もある。しかし、慎重に考えてほしい。無償対応を依頼された組織は断りた…

ワクチン接種と「ワクチンハラスメント」

新型コロナウィルスに対するワクチン接種が進んでいる。一方で、ワクチンによる副反応を懸念する声がある。この記事ではワクチン接種における私の状況を書いておく。一個人の結果なので参考になるかわからないが、不安を抱える人にとって、何らかの参考にな…

「ハラスメント」は「人間関係」の問題ではない!「コンプライアンス」の問題である!

「ハラスメント」は「人間関係」の問題ではない!「コンプライアンス」の問題である!まさに、タイトルの通りである。しかし、現実には「ハラスメント」に悩まさせると、あたかも「人間関係」がうまくいってないかのような気分になる。組織という中に自分の…

顧客・取引先からのパワハラは「パワハラ」と表現すべきか考えてみた

パワハラ防止法が、大企業では2020年6月から、2022年4月以降は中小企業を含む全ての企業で適用される。パワハラ対策をしない企業、パワハラを助長する行為は、パワハラ防止法違反となる。パワハラが社内で行われているなら社内で解決すべきなのだが、悩まし…

ソフトウェアエンジニアに対するパワハラの兆候

日本の職場において「パワハラ」は色々な業界・職場で発生している。 民間企業 教育関係(学校、教育委員会) 公務員(警察、消防) 医療機関 国会、官僚 ・・・ ニュースで報道されているだけでもかなりの数があるが、これが氷山の一角だと考えると、恐ろし…

「ソフトウェアにバグがないことを証明せよ!」というのはパワハラである

ソフトウェアには大きく二つのパターンがあり、一つはWindowsのソフト、スマホアプリ、カーナビの画像処理で少々のバグがあっても機敏に対応する、もしくは次のバージョンで対応すれば許される程度のパターンである。もう一つは自動車のエンジン制御、鉄道関…

「セカンドハラスメント」に対する無知・無策は致命的である

「セカンドハラスメント」に対する無知・無策は致命的なリスクを抱えることになる。世間や組織において、あまり知られていないだけでなく、他のハラスメントと比べて特有の問題点を有している・非常に深刻な問題だ。いうまでもなく、加害者、組織、被害者、…

「ブラック」「ハラスメント」!言葉の出現で気付きを得た!

昔は「ブラック」という言葉はなかった。「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」をはじめとする「ハラスメント」を表す言葉もなかったでのはないだろうか。高い倫理観より、組織内の力関係に従うことが良しとされていたのかもしれないが、今はもうそんな時代…

顧客・取引先からの迷惑行為による被害と対策

顧客・取引先からの迷惑行為は被害が大きく対策が困難と認識されてきた。顧客・取引先が相手であれば、ビジネス上の関係の方を重視してしまい、声を挙げるにも挙げられず、取引上の不利益を被るかもしれない。また、被害者の上司等第三者としても、根本的に…

「ビジネスと人権」に関するコンプライアンス教育の内容が「ブラック労働」にも当てはまる

「ビジネス」は、「人権」や「コンプライアンス」が成り立った上で成り立つものである。このようなことを言えば当たり前と思われるかもしれないが、この当たり前のことができていないから、長時間労働やパワハラがまかり通ってしまい、「ブラック」と叩かれ…

パワハラ問題がなくならない日本の組織、それは病気

日本はハラスメント対策でも国際的に遅れているとの情報がある。ニュースで見るパワハラの数は計り知れない。しかも、ニュースで報道されているのは、氷山の一角であり、水面下には数知れない案件のパワハラが発生している。この記事では、パワハラの根本的…