ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ

ブラック労働からホワイト労働まで経験したソフトウェアエンジニアが世の中にとって役立つことを情報発信していく。

ビジネス・労働

「正論」が通用しない組織は異常!基本は「正論」を貫くべきだ!

「正論だけではやっていけない」、「正論を振りかざす」、「正論ハラスメント」などと称して、「正論」に対してネガティブなイメージを持たれることがある。「正論」は、文字通り本来正しいはずなのに、ネガティブなイメージで捉えられるのは残念である。た…

「仕事のパフォーマンス」と「労働環境」は切っても切り離せないと知るべきだ!

タイトルだけを見ると、誰でもわかる当たり前のことを書いているのだが、旧態依然の組織や人にとっては、仕事において業務上のトラブルを「労働環境」のせいにすることを、「言い訳」「甘え」などとと称し、都合が悪いと感じる。理不尽を我慢し、苦痛にも耐…

システム開発プロジェクトにおける協力会社への丸投げはNG!「協力してもらう」というスタンスであるべきだ!

システム開発の一部を協力会社に依頼することがある。依頼する内容は、一部なのか、丸投げなのか、私自身様々なパターンを見てきている。最近私が、久しぶりに協力会社と共同で行う業務の旗振りをした。予定している全ての作業を期間内に終わらせるのは無理…

「あなたは◯◯に向いていない!」このような発言を鵜呑みにしてはいけない理由を解説する!

職場では実に多くの方々が、何かしらの悩みを持っている。人間関係、キャリア、長時間労働、業務内容、・・・。そして、業務に懸命に取り組むにも関わらず、うまくいかないことがある。心身ともに疲れきり、判断力が落ちた状態で上司や同僚等に「あなたは◯◯…

「テレワークで残業・休日勤務は禁止」というルールは中途半端だ!その理由を語る!

働き方改革、および新型コロナウィルス感染拡大による対策を背景に、テレワークが浸透してきたことは、多くの方々が御存知の内容である。ひと昔前は出社して業務をするのが当たり前だったが、今はそうではない。また、働き方改革の一環で、残業、休日出勤と…

「自分ファースト」で何が悪い?むしろ極めて重要な考え方だ!

「○○ファースト」という言葉をいくつか聞くことがある。 レディファースト 都民ファースト ソフトウェア・ファースト 「○○ファースト」とは、 「○○を優先する」 「○○を重視する」 「○○を第一に考える」 といったニュアンスがある。一方で、「自分ファースト…

昔の「安定」と今の「安定」は全く意味が違うと認識すべきだ!

最近、「安定」とは何かを考えさせられることがある。「安定」とは、一般的に物事が、落ち着いていて、激しい動揺や変化のない状態にあることと説明されている。「安定」と一言でいっても、経済面なのか、生活面なのか、健康面なのか、キャリア面なのか、何…

「『時間がない』は『言い訳』」というマインドは切り捨てるべきブラック思考と断言する!

ビジネスの場面では、「『時間がない』は『言い訳』」だ! 「『時間がない』と言った時点でアウトだ!」などと教え込まれたりする。確かに、時間をうまく使う人は、優先順位付け、やらない仕事、隙間時間の活用などで、忙しい中でも生産性を高め、次々と業務…

多忙な製品開発現場でありながら、月の半分以上定時退社しているエンジニアがいる。良い取り組みだ!

製品開発のエンジニアといえば、まだまだ残業が多いイメージだ。働き方改革が進んでいるとはいえ、まだまだ日本的悪習が残っている企業は珍しくない。忙しいとどうしても残業でカバーしてしまう人がほとんどだし、責任感が強い人ほど業務を抱え込んでしまう…

客先常駐のシステム開発で「残業が少ない」という顧客からのクレームは無視して良いと断言する

システム開発は、エンジニアが自社でシステムや製品の開発に携わる「自社開発」と、顧客先に常駐(請負・派遣ともにあり)して顧客企業の社員と共に開発を進めていく「客先常駐」というスタイルがある。「客先常駐」は常駐先のスタイルに合わせて業務を行う…

人事評価における「中心化傾向」はそれほど問題でない!「中心化傾向」を避けることのリスクを語る!

人事評価に納得いかない人は多くいるだろう。その原因の一つに人事評価をする側における、以下のことが考えられると一般的には言われている。確かにその通りだと思う。 「ハロー効果」:一つの良い面につられて全て評価しがちであること。 「中心化傾向」:…

あなたの悪い評判に対して「みんな言っている」という人は信用できないと考えて良い

仕事などにおいて、何かしらの業務、活動、行いに対して、悪い噂や評判が発生し、ある特定の人が対象者に対して、「みんな言っている」と言うことがある。対象者は、何か自分の行いについて思い当たることがあればそこを是正すれば良いのだが、そうでもなけ…

業務の準備・片付けも「労働時間」に含まれる。「労働時間」外とするのは違法だ!

業務の準備・片付けは業務時間に含まれないと解釈している人は多いのではないだろうか?実はこの準備・片付けが業務上義務付けられている場合は、労働時間とみなされるのだが、この法的解釈が意外に知られていない。この記事では、業務の準備・片付けについ…

「あなたのためを思って言っている」は信用してはいけない

職場では時々、何らかの期待や要求を受け入れさせるために「あなたのためを思って言っている」という言葉を耳にすることがある。きっと多くの人が言われたという経験があるのではないだろうか?一見するとこの言葉は「自分のためを思って言ってくれている。…

見抜くべき!企業のネガティブ要素・兆候~実在した4選

ブラック企業でも、ブラック企業でなくても、普通の会社と比べてちょっと違うなと感じると、それはネガティブな兆候かも知れない。一方、逆にそのような会社に居続けるとそれが当たり前のようになり、感覚が麻痺してしまう懸念がある。この記事でそのような…

「会社対会社の関係」を都合良く使うことによる理不尽を許してはいけない

「会社対会社の関係」という言葉を聞くことがある。しかし、背景状況と照らし合わせていまいちモヤモヤするといった人もいるのではないだろうか?「会社対会社の関係」という言葉の正しい使い方と、使う側にとって都合良く使われるケースをインプットしてい…

人事評価面談で行われるのは「コミュニケーション」ではない!「マインドコントロール」だ!

「組織における人事評価は、適切に行われているのだろうか?」このような疑問を持つ方は、少なからずおられるのではないだろうか?また、人事評価が正しく行われず、結果に不信感を持つケースが少なからず発生する。そのような場合、評価者と被評価者がしっ…

「自己中心的」と「自己を犠牲にしない」は全く意味が違う!勘違いするな!

「自己中心的」と「自己を犠牲にしない」ことを区別できない人が、一定割合いる。中には管理職であってもそのような人材を見たことがあるくらいだ。逆に、「自己を犠牲にしない」ことを「自己中心的」と非難され困っている人もいるだろう。非難する側はこれ…

組織の活性化や社員の成長に必要なことは「やりがい搾取」ではなく「阻害要因の除去」であると断言する

リーダー・管理職・経営者は、「自社の社員に成長してほしい」と思っていること自体は、どの企業でも共通であり、当たり前のことである。問題は、成長してほしい社員に対してどのようなアプローチを取るかである。リーダー・管理職・経営者以外にも、指導・…

夕方に行う朝礼「夕礼」をプロジェクトの進捗管理に導入してみた

「夕礼」という言葉を聞いたことがあるだろうか?「朝礼」「昼礼」という言葉は多くの人が聞いたことがあるだろう。「夕礼」とは、文字通り夕方に行う「朝礼」のようなものだ。あるシステム開発プロジェクトにて、進捗管理の具体的な取り組みとして「夕礼」…

「全体最適」とは特定の人や組織を犠牲にすることではない

「全体最適」という言葉をよく聞く。言葉の通り「全体を最適にする」ことなのだが、そのために 「何かを犠牲にする」 「個人を犠牲にする」 「全体のために尽くすことを何よりも優先する」 など、ネガティブなことをイメージしてしまうのではないだろうか?…

ソフトウェアエンジニアに労働の知見が必要である理由10選

テクニカルスキルを磨き、開発プロセスを学び、真面目に職務に専念し、多くの経験を積む。ソフトウェアエンジニアとしては必要なことだ。しかし、テクニカルスキルを高めれば絶対に 「ブラック労働にならない」 「長時間労働に巻き込まれない」 「パワハラを…

「転勤・単身赴任が当たり前」の企業が受けるデメリット7選

転勤、単身赴任は、これまで日本では当たり前のように行われてきた。柔軟な人員配置による従業員の雇用維持、人材育成(キャリアアップ)、組織活性化を理由に、会社の強い権限でもって行われてきたが、もう今では時代に合わなくなってきている。そもそも海…

問題社員の正しい辞めさせ方

問題社員を「クビ」にしたい、「解雇」したいと思ったときにおすすめの書籍がある。その書籍は、企業の経営者、管理職、人事担当をはじめ、あらゆるビジネスパーソンに向けた書籍であり、2021年4月に発売された。「問題社員の正しい辞めさせ方」という厳つい…

「協調性」と「同調圧力」

「協調性」と「同調圧力」、「周囲と同じように行動する」というニュアンスを感じさせるよく似た言葉というイメージがある。「協調性」はポジティブな意味で、「同調圧力」はネガティブな意味で使われそうだ。まずは、それぞれの意味を調べた上で、いままで…

周囲の寛容さの低さが労働者のパフォーマンスを下げる

寛容さの低い人、沸点の低い人、ささいなことでクレームする人。世の中には少なからずいるだろうが、周囲の人間からしたら、他人に迷惑をかけていなければどうでもいいし、そのようなことで騒ぎ立てられ、余計なことを気にしなければならないことが迷惑であ…

「信頼関係」と「主従関係」

「信頼関係」と「主従関係」、似ているようで全然違う。「お客様の要求に応えて『信頼関係』を築こう!」などとよく言われる。この言葉を表面的に捉えれば間違いではないのだが、結論から言うと、Win-Winでない限りは「破綻」である。頑張っても頑張っても報…

×「立場が偉い」、〇「価値が高い」、~ビジネスパーソンによくある勘違い~

この記事では、ビジネスの世界で正しそうに見えるが、実はとんでもない勘違いをしていることを挙げてみようと思う。それは「立場」と「価値」の違いである。実は「立場」と「価値」は全く別物である。そして、これからの時代ビジネスパーソンとして、どのよ…

法律やルールが無いまたは適用外であっても問題発生は許されない

「違法でなければ何をやっても良い!」 「違法でないから何をやられても抵抗できない。」 「ルールにないから(問題が起きても知らない・・・)」このように考えている人はいないだろうか? どれも間違いである。「法律やルールは最低限守るもの」であり、更…

「言い訳」と非難する人がいるが、本当に「言い訳」なのか見極める必要がある

「言い訳」というとネガティブに聞こえる。しかし、それが重要な問題点を指摘していることは少なくない。このような場合、指摘された側は真摯に受け止め、改善に繋げるべきである。また、「理由」を説明しただけで「言い訳」と言われることがある。そして、…