読者の皆様、労働者の皆様、ソフトウェアエンジニアの皆様、2022年の一年間、大変お疲れさまでした。また、本ブログにアクセスいただきありがとうございます。
2022年は、明るいニュース、暗いニュース、様々なことがありました。皆様にとってはどのような一年でしたでしょうか?
もう、何年も前からなのですが、今は個人がブログ、SNS、YouTube等で、自由に情報を発信することが容易になりました。著名人、一般人、様々な方が発信する情報をインプットし、世の中の動きに関する知見を蓄積していったことが、長時間労働、パワハラ等の労働トラブルに巻き込まれた経験のある私にとって救いとなりました。
私自身もソフトウェアエンジニアとして開発現場で業務に尽力しながら、このブログを書き続けてもうすぐ2年が経過しようとしています。
このブログ「ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ」を立ち上げたのは、2021年1月22日です。自分の経験を基に、労働現場のおかしなこと、理不尽なこと、ソフトウェア開発における業界・組織構造の問題を正しく見抜き、よりよい環境で各個人が能力を発揮し、適切なリターンを得られ、快適な社会の実現を目指して情報発信しようと立ち上げました。また、自分の経験、考え方、思想が、会社という狭い組織内ではなく、世間にどのように映っているのかを知りたいという目的もありました。
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毎日新記事を出すことはできておりませんが、週1回くらいの頻度で新記事を発信させていただき、また過去の記事をリライト(修正)を行っております。結果、アクセス数は、プロのブロガーには全く及ばないものの、おかげさまで少しずつ右肩上がりの状態となっております。継続が大事であることを改めて実感しております。ならびに、記事をお読みいただいた読者様、「いいね」等の意思表示をいただいた読者様、ブログの広告より商品・サービスを購入して頂いた読者様には、大変深く感謝申し上げます。
2022年を振り返りを含め、2022年にアクセス数が多かった記事のTOP30を公開させていただきます。また、1位~5位まではコメントを記載させていただきました。
1位:顧客・取引先からのパワハラは「パワハラ」と表現すべきか考えてみた
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「パワハラ」はただでさえ発生自体が問題なのに、加害者が顧客・取引先となると、先方との企業間の関係性からなおさら頭を悩ませる要因となります。このような場合でも、管理職、経営者は、自組織の従業員が最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境を作り上げなければなりません。厚生労働省が定義する「パワハラ」の定義に「同じ職場内において・・・」との一言が含まれていることから、加害者が顧客・取引先であれば「パワハラ」とは呼ばないのではないかといった主張もありそうに思えますが、いずれにしても迷惑行為であり、このような迷惑行為から自社社員を守ることは企業の義務であると言えます。読者の方々のコンプライアンス意識の高まり、および「顧客・取引先からのパワハラ」という悩み深いテーマであることが、本記事へのアクセスが集まる要因になったと考えられます。このような問題が無くなり、健全な取引や事業活動が行われることを願ってやみません。
2位:業務の準備・片付けも「労働時間」に含まれる。「労働時間」外とするのは違法だ!
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企業が違法行為を行っているにもかかわらず、経営者側も、労働者側もそのことに気付かないケースの一つであり、読者様の関心を集める記事となったのではないかと思われます。小さな違法行為を見逃していると、そのことが積み重なり、結果的に大きなマイナスになることがあります。問題は小さなうちにその芽を摘むことを推奨します。しかし、クローズドな組織の中では、世間一般から見れば間違ったことでも平気で展開され、その内容に従うように指示されます。経営者側も、労働者側も、正しい知識を持って、業務に取り組むべきであると言えます。
3位:「スケジュールを守る」とは無理な計画を長時間労働で賄うことではない!
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これは、ソフトウェアエンジニアにとって、もしくはエンジニア以外の労働者でも、無理な要求を実現するために、無理をすることで、パフォーマンスが下がる、生活面の一部を犠牲にする、健康被害のリスクを抱えるという悩ましいテーマであることから、共感が多く、アクセス数が集まったものと考えております。「スケジュールを守る」ことを要求するものの、その「前段」に着目されることがなく、「適切なスケジュールを守る」ことと「無理なスケジュールを守る」ことを同じレベル感で語られることが、労働者を苦しめているということに経営者や管理職がいち早く気付くべきであることを、多くの方々にインプットしていただきたい内容です。
4位:「お前はどこに行っても通用しない!」このようなパワハラ発言は無視してよい理由を語る!
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このようなことを言われた方は多いのではないかと思われます。とくに「どこへ行っても」という部分については、「上司が世の中のすべての会社を知るわけがないのに、なぜこのようなことが言えるのか?」と疑問を持った方々が、検索してヒットしたものと考えております。この記事をインプットしていただき、言われた側も気にする必要はありませんし、これを言う側は未熟者というマインドが浸透していくことを願っております。
5位:テレワークの普及で転勤はますます時代遅れに
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「転勤」に疑問を持った方々が、キーワード検索によりこの記事にたどり着いたものと考えております。「転勤」は日本特有のもので、企業の裁量で簡単に社員及び社員の家族の運命まで変えてしまいます。更に、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大により、「テレワーク」が瞬く間に浸透し、(業種にもよりますが)「働く場所」の制約を一切受けなくなりました。そのことからも「転勤」がまかり通ることをより一層「異常」と捉える方々が増え、適正な企業運営、人材育成が行われることを期待いたします。