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「自責思考」を押し付ける人は「他責思考」と断言する!「自責」「他責」問わず根本を見極めるべきだ!

ビジネスの世界をはじめ、「自責思考」「他責思考」という言葉をよく聞く。

「自責思考」とは

何か問題が発生した時に、自分自身に問題があると捉え、自分自身の改善点を追求していく考え方

を指す。

「他責思考」とは

何か問題が発生した時に、自分自身の問題ではなく、周囲や環境に原因があるという考え方

を指す。


現場においても、教育や自己啓発においても、「自責思考」の人は成長し、「他責思考」の人は敬遠されると謳われている。

しかし、「自責思考」が強すぎる人は、なんだか苦しい。しかし、周囲からは見落とされやすい。

何が正解なのか?

本当に成長する人はどのような人なのか?

そのような疑問を持った方々、「自責思考」を周囲から押し付けられて辛い生き方をしている人は、是非この記事をインプットしていただき、ヒントを得ていただければと考えている。


1.よく語られる「自責思考」のメリットと「他責思考」のデメリット

この章の内容は、一般的に多くの人が語っており、多くの人が言われたことのある内容ではないだろうか。

いかにも「自責思考」の人が、「他責思考」のよりも優位性があるかのような内容だ。

「自責思考」のメリット

  • 期待する結果を得られなかった時、その要因を自己分析し、同様の事態を再発を防ぐことで、自己成長へと繋がる。
  • 当事者意識を持って取り組める。
  • 責任感が強く、大事な仕事を任せてもらえるなど他者からの信頼を得やすい。

「他責思考」のデメリット

  • ビジネスにおいて嫌われる傾向がある。採用面接等において不採用となりやすい。
  • 自分自身が抱える問題点に気付くことができない
  • 自分自身に問題が無く、改善や回避できる対策があってもそれを実践せず、自身の成長の機会を逃す。

2.あまり語られない「自責思考」のデメリットと「他責思考」のメリット

一方でこちらは、会社等で教えられることはなく、ネットで探すなどしなければ見つからない、普段あまり語られない内容である。

それゆえ、あまり重要視されず、見落とされがちであり、ひどい場合は黙らせようとする内容でもある。

「自責思考」のデメリット

  • 責任感が強すぎて、自分の責任だと思い詰めてしまい、精神衛生上良くない。うつ病等の精神疾患を引き起こす恐れがある。
  • 周囲や環境に原因がある場合でも、それに気付けない

「他責思考」のメリット

  • 「自責思考」より圧倒的に自身が心理的に受けるダメージが少なく、ストレスを溜めにくい
  • 根本的な問題に気付くことができ、全体を俯瞰した改善の手が打てる
  • 他社・周囲・環境に対する問題点を指摘し、改善に取り組むことで、組織やリーダーが成長する。

3.「自責思考」を押し付ける人は「他責思考」である理由

「自責思考」「他責思考」を語る上で、重要なポイントをお伝えする。

「『他責思考』はダメだ!」と他人に押し付ける人ほど「他責思考」である。

なぜなら、あなたに「自責思考」を押し付けるということは、押し付ける人からすれば「他責思考」なわけである。

  • 「あなたの『他責思考』がダメだ!」
  • 「あなたは『自責思考』で考えるべきだ!」

このようなフレーズは、結局責任を他者に押し付ける側にとって都合が良いだけの言葉である。一見、もっともらしい言葉だが、「あなた」にメリットもなければ、根本的な問題解決にならない。
o08usyu7231.hatenablog.com
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ビジネス書や自己啓発本、社内教育においては、

  • 「自責思考」=「デキる社員」
  • 「他責思考」=「デキない社員」

のように謳われている。

「他責思考」は周囲から嫌われると思われがちであるが、「自責思考」も周囲から都合良く利用されるという現実については、なかなか教えられていないことなので、この記事に書いておく。参考にされたい。

4.成長する人は「自責」「他責」問わず広範囲で俯瞰的に捉え根本を見極める人

結局、成長する人の条件は、この章のタイトルの通り
「自責」「他責」問わず広範囲で俯瞰的に捉え根本を見極める人
である。

『「自責」「他責」問わず』という点が重要だ。

前述した通り「自責思考」にも、「他責思考」にも、それぞれメリット・デメリットがある。多くの人は、「自責思考」のメリットと「他責思考」のデメリットについて語るため、偏りが生じており、何か理不尽な不利益を受けた被害者となった人は、本当に苦しい思いをすることになる。

自分自身の行いを振り返るのはとても重要である一方で、同時に他人・周囲・環境に問題がなかったかを分析する必要もある。他人・周囲・環境に問題があれば、それは反面教師とすべきである。

周囲の問題であっても、それを回避することはできないかを考える。これが最も、自分自身が成長に繋がり、自分が受ける被害からの回避にも繋がる。

ここで留意されたいのは、「自分自身の成長」は、「企業・組織にとって都合が良いこと」とイコールとは限らないということだ。「自責思考」に偏ることは、「企業・組織にとって都合が良い」だけであり、それ以上のメリットはない。「自責思考」は必要だが偏りすぎてはいけない。

何か理不尽な不利益を受けた被害者は、次の3本立てで考えると良い。

  1. 自分自身の行いを振り返る。(「自責思考」)
  2. 他人・周囲・環境に問題がないか探り、あれば改善を促す。もしくは反面教師とする。(「他責思考」)
  3. 他人・周囲・環境に問題があっても、自分が回避できないか考える。(「他責思考」であるが、対策するのは自分。)

事例については、別の記事で紹介したいと考えている。
o08usyu7231.hatenablog.com
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