ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ

ブラック労働からホワイト労働まで経験したソフトウェアエンジニアが世の中にとって役立つことを情報発信していく。

ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するにあたって

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このブログは、ソフトウェアエンジニアである私が、労働について色々と経験してきたこと、インプットしてきたこと、感じてきたことを語るブログである。

主な内容は、労働環境のこと、コンプライアンスのこと、ソフトウェア開発のことと様々で、ソフトウェアエンジニアやそれ以外の労働者、管理職をターゲットとした内容である。

ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するにあたって、背景や前情報をお伝えしたいと思う。


1.この記事の筆者の簡単な経歴と思想

私はソフトウェアエンジニアで、様々な開発現場を経験してきた。ソフトウェア開発においては、品質を重視し、業務効率化も行い、数々の実績を挙げ、概ね高い評価をされてきた。ブラック労働もホワイト労働もあった。私の強みはこの両方を経験しているところである。

私は元々、

長時間労働の原因は、自分のスキル不足である」

と長年思い込んでいた。

しかし、ソフトウェア開発の様々なプロジェクトを重ねることで、自分という同じスキルの人間が、ある企業ではパフォーマンスを存分に発揮し信頼を得て高く評価される、また別の企業では長時間労働なので無理が祟り、体調に影響し、パフォーマンスが低く、勿体ない思いをする。

更に、自分がこれまで経験してきた他社の現場と比較すること、世間一般や専門家が発信する情報をインプットするにつれて、上記の

長時間労働の原因は、自分のスキル不足である」

という思い込みは全く違うことに気付いた。

まじめで責任感が強い人ほど陥りやすい過ちであることがわかり、私はソフトウェアエンジニアでありながら、労働の分野やハラスメントを中心としたコンプライアンス分野に強い関心を持つようになった。

ソフトウェアエンジニアといえば、自分の持っている技術を色々とブログにしたりYouTubeにしたりする方が多い中、私は特定の技術ではなく、ソフトウェアエンジニア以外の方々にも着目していただけるような情報を発信したいと考えている。

2.情報伝達網の発達が世の中を変えてきた

今更ながらではあるが、インターネット、SNSの発達により、一般の人でも簡単に情報を発信できるようになった。

中には、一般の人がブログやSNSYouTubeで情報を発信することで世の中に大きく影響を与えることもある。情報の力は本当に大きい。

これまでの私自身の経験だけでもブラック労働からホワイト労働まで幅広くあるのだが、世の中では更に色々な労働問題が発生しており、情報伝達網の発達によって、我々はさまざまな実態を知ることになる。

また、これが程度は違えど自分の経験と近いものがあり、共感し、以降細かなことでも問題の予兆と感じることがある。世の中の出来事の影響を受けているという自覚がある。

逆に、企業の中というのは閉じられた空間であり、あたかもその所属企業で当たり前のことが世の中で当たり前であるかのような勘違いを起こしがちだ。

ブラック労働しか経験していない人は、自分自身が今いる現場の状況が当たり前と感じており、そもそもブラックであることに気付かない。

一方、ホワイト労働しか経験していない人は、労働者に何かネガティブな不満があるとその労働者のせいにする傾向があり、そもそもその不満の背景となるブラックな世界を知らない。

ブラック、ホワイト、両方を知ることは、働く人にとってより良いキャリアとするために、何に注力し、何を捨てるべきか、何が本当の問題点なのかを見極めるためのインプットにつながる。

間違っても我慢や根性で乗り切ってはいけない。限界がきて心身を壊すリスクがあるのみである。広く情報収集することが、自分にとって救いになった経験があるため、読者の方々にもこのことをお伝えしたい。

3.世の中は想像以上におかしなことが多い

世の中に目を向けて見ると、IT、ソフトウェア業界は様々な労働問題や、そこまでいかなくともおかしいと思うことが多発している。いや、この業界に限った話ではない。日本全体がそうである。長時間労働やハラスメントに関するニュースがよく見られるようになった。これだけでも異常である。

さらに、このようなニュースを専門家が記事や動画で解説したり、一般の人がSNSなどで情報を出すことで、我々が想像していた以上に世の中おかしなことがたくさんある印象を受ける。

ただ単に上司や顧客等周囲の人間に対して良い顔ばかり見せるのではなく、悪事や問題は正しく見極める必要があると思い知らされる。更に、情報公開されている件は氷山の一角に過ぎず、水面下には更にたくさんの問題が潜んでいる。

企業の不祥事がニュースで報道されたならば、問題はもう末期状態であるが、企業の口コミサイトも結構参考になる。口コミサイトといえば、対象企業の悪口ばかり書かれているイメージがあるが、その企業の良いところも書かれている。従業員の本音である。ただ、悪意を持った人の書き込みもあるので、鵜呑みにせず参考程度にとどめておくのが良いだろう。私も実際経験した現場や関わった企業の口コミサイトを見て、イメージ通りであったり、こんな一面もあるんだと感じたこともあり、生の情報を得られたと思っている。

世の中は想像以上におかしなことが多いという実態は、決して良いことではないが、知っておくべきだと言える。

4.ブログの記事を書くことに対する思い

これまで、私はこのようなニュースや情報をインプットすることを主としていた。これからは私がアウトプットすることで、読者の方々に情報提供していこうと考えている。

前述したように、水面下にはたくさんの問題が潜んでいる。大きな問題に発展する前にその予兆を発見し未然防止しなければならないし、おかしいことはおかしいと感じなければいけない。

これまでの現場での経験や得た知見をここに書くことで、同じような悩みを持つ人達にとって役に立ち、力になれれば良いと思う。

この記事に書く内容は、長時間労働、ハラスメントなどの労働トラブルに巻き込まれるなど、過去に私が行き詰まっている状況下において私が欲しいと思った情報である。

昇進する人、転職する人、フリーランスを目指す人、起業する人、副業する人、働く以上どのような職種・業種であっても、労働に関する知見を保有しておいた方が良いし、「会社目線」ではなく「社会目線」を持ってもらいたい。