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アフターコロナにおけるコロナ感染とテレワーク

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2020年春に新型コロナウィルス感染拡大により、国は緊急事態宣言を出した。この頃の新型コロナウィルスは感染症の分類上、結核SARSと同類の「2類」としている。しかし、2023年5月からは、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる。

街中や観光地では、徐々にマスクが外され、夏になると熱中症の懸念もあり、より一層マスクをしない人が増えつつある。時代としては「アフターコロナ」に突入したと言ってて良い。

そのような中、2023年7月~8月にかけて、再び全国的に感染者が増加しつつある。筆者もこれまで対策してきたにもかかわらず、コロナ陽性反応が出てしまい、しばらく休養した。その後しばらくテレワークを継続した。

この記事では、アフターコロナにおける筆者自身のコロナ感染経験、そしてその後の職場の様子、テレワークへの切り替えの重要性について語りたいと思う。


1.発熱とコロナ陽性反応を筆者自身が体験

新型コロナウィルスは季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられているので、マスクを外す人が増えるのは自然なことだ。しかし、当然のことながら「5類」に引き下げられたからといって、ウィルスの毒性そのものが弱まるわけではない。とはいえ、ウィルスは次々と変異しているし、ワクチンを打った人が増えてくると、コロナ禍が始まった頃ほど、人々に恐れられるようなものでもなくなったことも否めない。

2023年夏場にかけて、再び全国的に感染者が増加しつつあるのだが、筆者の周囲でも、時々発熱したり、コロナ陽性反応が出たりという話を聞くようになった。職場の同僚や、仕事関係の人が多い気がする。私は基本職場ではマスクをしているものの、職場でも周囲の人はマスクを外す人が増えている。特に夏場は熱中症の懸念もあるため、一概にマスクを強要することが難しい。

そのような中、私の身近にまた一人コロナ陽性者が発生した。その陽性者は一週間休暇した。その間に、筆者が発熱した。夜に急に37度台になり、喉に違和感を感じる。喉に違和感を感じるだけなら、普段の風邪と変わらない。筆者は数カ月前も、喉に違和感を感じながらも発熱しており、その時は新型コロナウィルス、インフルエンザとも陰性であった。しかし、今回はその後夜中に38度を超える発熱があり、翌日は休暇。即座に病院へ行き、検査すると、新型コロナウィルス:陽性、インフルエンザ:陰性であった。呼吸器系への異常は無く、発熱も38度台であったため、コロナの中では「軽症」に属するとの診断結果であった。その他、鼻水、吐き気、味覚障害等はなし。食欲は普段よりやや劣る程度だった。高熱時は悪寒がした。職場に連絡をして、数日休暇する旨、その後はテレワークをする旨を関係者に伝えた。

これまで、コロナ禍が始まってから、マスクをし、テレワークを多く行い、除菌などの対策をし、旅行などを徹底的に控え、自身・家族とも一度も感染せず、今日に至ったが、ついにここで筆者自身が感染してしまった。おそらく職場が原因だろう。対策は十分してきたのだが、今となっては致し方ない。

2.熱中症と併発することの恐ろしさ

恐ろしいのは熱中症と併発することである。そのメカニズムは以下のようなものである。

コロナ等の要因により、高熱状態になると、悪寒がすることである。悪寒はコロナに限らず、インフルエンザ発症初めにも見られる現象である。体が高熱を出しているため、同じ温度の空間でも、周囲の正常な人間と比べて、自分自身は寒く感じるのである。自律神経の乱れなのか、夏であれば冷房の効いた部屋が寒く感じられ、冷房の効かない蒸し暑い空間が自分自身にとって心地良いのである。しかも、暑い空間にいても全く汗をかかないのである。汗をかかないのは危険である

高齢者の方々が熱中症で倒れてしまうケースが、よくニュースになるが、確かこのケースも「冷房をしていない」のである。電気代を節約しているつもりなのか、環境への配慮なのか、色々と想像するのだが、それ以外にもっと恐ろしいのは「暑さを感じない」「暑いという自覚がない」ことであると認識した。

自覚がないのは恐ろしい。自分自身が身をもって体感した。そして、一時はフラフラとして自宅で気を失っていたことがある。コロナによる発熱と、熱中症を併発した可能性が高い。高熱により、暑さを感じない中での熱中症の対策は、夏でも長袖長ズボンを着用するなど、少し厚着をして冷房の部屋に居ることが有効だと認識した。暑い空間で一人で居るのは、その場は心地よいかもしれないが、周囲の人がいないこともあり危険だ。家族とは部屋を隔離して過ごしていたが、「絶対に冷房をせよ!」と頻繁に言われていた。妥当である。

幸い、病院で処方された薬を服用し、熱がだんだんと下がり始めると、徐々に汗をかくようになった。ここからは徐々に好転である。汗をかくことは良いことだ。身体が段々と正常に戻りつつあるし、発熱開始時のような悪寒が無く、冷房の部屋が段々と心地よくなってきたのである。高熱の発生も早かったが、今回は解熱も早かった。しかし、喉の違和感は完治せず、真夏の暑さのせいか何をするにもやる気が起きない状態であった。ただ、熱中症対策を怠ってはいけない。

3.職場でもクラスターが発生し即座にテレワークに切り替え

解熱して、仕事ができる状態になった初日はテレワークを行うことにした。この日はまだ、職場の規定上においても、出社してはいけない。周囲の関係者もそのことはわかっていた。職場の状況をメール等でチェックすると、なんと私の周囲の人たちも、次々に発熱や陽性反応など、体調不良者が続出しており、私の職場としては前代未聞のことである。クラスターといっても良い。学校であれば、学級閉鎖になるであろうほどの勢いだ。

イメージで言うと、職場の半分くらいの人は、何らかの体調不良となっており、休暇、テレワークの人がほとんどであった。特に緊急案件もなく、優先度の低い業務は延期。予定していた会議などは次々に延期されていった。そして、上層部の判断により、一週間ほど、当該職場は一部の例外を除き、全員テレワークするよう指示があった。

私自身は幸い、PCを持ち帰っており、テレワーク出来る状態であったため、職場からの指示通り、その後も一週間テレワークを続けることにした。私の場合、職場からの指示が無くても自主的にしばらくの間はテレワークを続けていたかも知れない。理由の一つは、完治していないことによる周囲への感染リスクである。もう一つは、病み上がりでコンディションが万全でないことから、いざというときにいつでも横になれる自宅で業務ができることによる安心感である。夏の暑さもあり、無理をせず、スローペースで業務をすることで、徐々に元の生活を取り戻したいという思いがあった。スローペースで業務となると、生産性の面で問題視されそうだが、やはり身体が一番である。

4.普段は出社ベースでもテレワークへ切り替え可能としておくことが重要だ!

私の職場は、コロナ禍開始以降、感染対策を理由にテレワークを推奨してきたし、私自身もテレワークを比較的多く実施してきた方である。そして、2023年になってからは基本出社ベースとなった。そして、今回クラスター発生により、急遽テレワークに切り替えられた。

このテレワークへの切り替えの迅速さは良かったと感じている。業務を継続できるのも、2020年からテレワークを推奨し、環境を整え、各人がテレワークに慣れることができていたため、いざというときにこのように切り替えるうことができるのである。さすがである。

今回は発熱者やコロナ陽性者多数で、職場の該当部門全員が基本テレワークに切り替えられた。感染リスクを抑え、業務が継続できるメリットを大いに受けたと感じる他、一部のメンバは出社しなければ業務出来ない状況にあったそうだが、テレワーク出来る人がテレワークすることで、出社しなければならない人たちへの感染リスクも抑えられる。

更に少し前には、台風接近により、全員テレワークとなった日が存在する。こちらも同じである。テレワークを導入していなければ、休暇取得を推奨されていただろう。やはり、いざというときに在宅で業務ができる環境を整えておくことは重要だ。それに加え、個人個人の事情に合わせて働き方の選択肢を増やしておくことは、社員の定着率の面からも是非推奨されるべきと考えている。すべての職種、業種でテレワークができるわけではないが、テレワークが可能な業務は今後テレワークに移行していくことが求められるだろう。テレワークはコロナ禍の始まりと同時に多くの企業で一斉に導入していったが、今やコロナは関係ない。働き方の手段の一つにすぎない。