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「会社のために働く人」は「肉屋を応援する豚」と同じ!これからは個人主体の時代だ!

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「肉屋を応援する豚」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

会社勤めをしていると、実はこのような人がまだまだ多数派だったりする。

「会社のために働く」というと聞こえは良い。でも実際は、自分を犠牲にしてまでこのようにしたいだろうか?

今のご時世、自分に合った働き方、キャリアプランを考えるきっかけにしてほしいとともに、自分を犠牲にしても得られるものはないことを実感していただき、社会からこのような実態が無くなってほしいと思う。

1.「肉屋を応援する豚」は実に強烈な言葉だ!

私はこの言葉を初めて聞いたとき、実に強烈な言葉だと感じたと同時に、今の時代、我々の置かれた状況を的確に表していると感じている。

残酷な話だが、豚は食肉用(豚肉)として肉屋(やスーパー)で売られていく。我々は普段肉を食べることがあるが、多くの命をいただいていることに感謝しなければならない。

しかし、その豚が肉屋を応援するとなると、自分(豚)が犠牲になるのに、その犠牲によって支えている相手を応援するという点に違和感を感じる。肉屋がどのような商売をしていているのかを知らない豚は、自分が不利益を受けているにもかかわらず、これに気付くことなく、何となく肉屋を応援してしまうのかもしれない。

また、自分が犠牲になることで、その犠牲によって支えている対象のことを知らない、あるいは調べようともしない情弱と意味も込められている。

類似の言葉として、「社畜」「クリスマスに賛同する七面鳥」がある。

2.「肉屋を応援する豚」がブラック企業の延命に寄与している

「肉屋を応援する豚」は、我々の周囲では、ブラック企業をはじめ、報われないとわかっていながらも会社のために真面目に働く人、すなわち「社畜」であると言ってよい。

ブラック企業が無くならない理由は多く存在する。その一つは、

「従業員がブラック企業を辞めないから」

である。

ブラック企業は、世間一般の認識として

が挙げられるように、ギリギリの人員で業務を回している実態がある。

従業員が辞めれば、まともな企業どころか、ブラック企業でさえ、業務を継続できなくなる。

しかし、辞めないのである。その理由としては、

  • 「他に通用する企業がない」と思い込んでいる。
  • 「会社勤務以外にお金を稼ぐことが不可能」と思い込んでいる。
  • 会社を辞めることにネガティブなイメージがある。
  • 今は辛いが、将来報われると思い込んでいる。
  • 苦労している状態が成長だと思っている。
  • そもそもブラックだと気付いていない。

が考えられる。

ブラック企業というのは、社会にとって害悪であり、潰すべき存在である。

そもそも、本来潰す(無くす)べき対象に、一生懸命労働力を提供し、存続に寄与しているところが「肉屋を応援する豚」と言えるのである。

実際のところ、

  • 真面目に頑張れば達成できるだけの前段になっていない。
  • 真面目に頑張って達成しても報われることがない。

という点で、頑張る価値があるのか考えてほしい。ブラック企業ではなかったとしてもである。

3.「肉屋を応援する豚」は今のご時世を的確に表している言葉だ!

昭和の高度経済成長期の頃は、モノを作れば作る分だけ売れ、頑張れば頑張るほど報われ、終身雇用が前提で、福利厚生も充実し、ほとんどの人が出世していた。「モーレツ社員」「企業戦士」という言葉もあった。

今は全く変わってしまった。頑張っても報われず、終身雇用は崩壊し、人材が流動的になり、会社に尽くしたところで会社は都合が悪くなれば簡単に人を切る。出世しても、責任が重くなる割にはリターンが見合わないケースが増えてきた。

会社が強力な人事権をもっているというころが、昔も今も変わらない。良いところが失われ、悪いところが残っている状態だ。

昔であれば自分や家族を犠牲にしてでも「会社のために働く人」は「偉い」とされ、それなりのリターンもあった。今は全く違う。最悪の場合、頑張れば頑張るほど会社に都合よく搾取されるだけといったケースもある。このあたりが「肉屋を応援する豚」という言葉にぴったり当てはまるのだ。

昔と今の比較だけでなく、国際的に見ても日本は珍しい。海外では会社のために自分を犠牲にするなどあり得ない。現在の日本においては、働き方や価値観が多様化している。ひたすら会社に尽くすのではなく、自分が良い方向に行き、どのように成長し、どのようにキャリアを積むかを考え、結果的に貢献している姿が理想的だ。会社に都合よくコントロールされるばかりで、自分で考えることを放棄してしまっては「肉屋を応援する豚」と同じだし、閉鎖的なブラック企業の中にいると、日々の過労によって思考力や判断力が低下してしまうところが恐ろしいところだ。一生懸命働くなら、自分が成長出来、働く価値のある企業を選ぶべきである。

4.組織より個の時代!個人のキャリアプランを真剣に考えるべきだ!

人材が流動化した現在、「組織より個の時代」である。多くの人は自分の所属している会社が潰れてしまうことを恐れているだろう。あるいは、自分が会社都合によるリストラの対象になることを恐れているだろう。家族を抱えていたり、ローンを抱えていたりする人はなおさらである。そのために一生懸命会社に尽くす。

一方、会社が潰れても、個人として他の企業へ転職できる等、個人レベルでやっていける人は、そんなことに怯える必要はない。キャリアを積み、実績を残し、「いつでも転職できる人材」になっておくことだ。

はっきり言って、会社が潰れることよりも、会社にために個人(自分)が潰れることの方がよっぽど大きな問題である。ここが「肉屋を応援する豚」と逆の考え方なのだ。

人によって考え方は異なるが、例えばエンジニアは自分の会社の業績に興味が無く、自分のスキルの方を重視するといったことがあっても、まったくおかしくない。スキルがあれば他で通用するからだ。その意味では、エンジニアに限らず、個人のキャリアプランは真剣に考えるべきであり、一社に長く勤務することが「安定」ではなく、優良な組織を見極めそのような企業ならどこでも通用することこそがこれからの「安定」と言えるだろう。

キャリアを考えるきっかけとして、キャリア相談、情報収集など、始められるうちに始めておくことが賢明と言える。「肉屋を応援する豚」となってあなたの人生を無駄にしないために、今すぐ行動を起こしてほしい。

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