ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ

ブラック労働からホワイト労働まで経験したソフトウェアエンジニアが世の中にとって役立つことを情報発信していく。

2021-01-01から1年間の記事一覧

パワハラ事例解説(9) - 加害者の叱責により被害者が体調不良で休暇したことを嬉しそうに語る未熟な加害者

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

話を聞くときのマナーが出来ていない上司世代が時々いる

部下の話に耳を傾けず、他人の話を遮断し、持論や自分の価値観を押し付ける上司世代を時々見かける。上司ー部下だけではない、先輩ー後輩、同僚間、取引先・・・。皆さんの周りにもいないだろうか?そして、聞き手の理解不足を話し手のせいにする。本当に困…

パワハラ事例解説一覧 - 身近に起きたグレーゾーンを含む

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

パワハラ事例解説(8) - 新規投入要員服装に不要なクレーム

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

パワハラ事例解説(7) - 客先常駐で帰社の頻度が多いと文句をつける

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

「賢い会議、バカな会議」違いのほとんどは上位者の振る舞いである

会議には多くの人数、多くのコストがかかっている。会議の質によって、業務の効率や生産性が変わる。企業の管理職は、従業員にこのようなことを常々伝えていること自体は問題ない。しかし、管理職自身が会議の質を下げていることに、意外と気づいていないケ…

パワハラ事例解説(6) - 不具合報告書類認識違い指摘すると大声でキレる

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

パワハラ事例解説(5) - 2時間程度立たせての理不尽な説教

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

パワハラ事例解説(4) - 頭をコツく

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

パワハラ事例解説(3) - PCスキルの低いIT企業の部長からの「逆テクハラ」

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

立場上の力関係があること自体おかしいことに気付くべき

企業対企業、部門対部門、なぜ立場の強弱があるのか疑問である。取引で言えば発注側が受注側より強かったりする。発注側・受注側、どちらもあってこそ成り立つビジネスであり、片側が欠落すればビジネス上な何らかの支障が出るはずなのに、このような力関係…

パワハラ事例解説(2) - 会議で出席者全員の前で否定

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

顧客企業にクレームすることはあり得る

ビジネスにおいて、顧客(顧客企業)へクレームする場面はあまり見たことがないのではないだろうか?「人間」対「人間」という位置づけよりも、取引上の力関係に従っている場面が多くないだろうか?「人間」対「人間」であることをわかっていても、なかなか…

パワハラ事例解説(1) - 周りに聞こえるように叱る

このシリーズの記事では、パワハラの定義と類型、私の身近に起きたグレーゾーンを含む事例について、定義と類型をもとに解説している。内容によっては考え方や改善策についても述べているので参考にしてほしい。自分が加害者にならないように注意することを…

「優秀な人材」とは「能力が高い」だけではない

「優秀な人材」とは色々なところで見聞きする言葉である。「能力が高い」ことを「優秀な人材」という風に捉えることもできてしまうのだが、これだけでは不十分だ。超エリートが不祥事を起こすこともある。 「能力が高い」とはいいつつも、他に問題があるかも…

パワハラ問題がなくならない日本の組織、それは病気

日本はハラスメント対策でも国際的に遅れているとの情報がある。ニュースで見るパワハラの数は計り知れない。しかも、ニュースで報道されているのは、氷山の一角であり、水面下には数知れない案件のパワハラが発生している。この記事では、パワハラの根本的…

プロジェクトマネージャー試験と現実世界の違い

情報処理技術者試験の区分の一つにプロジェクトマネージャー試験は人気が高い。また、プロジェクトマネージャに必要な知識はライフサイクルが長い。しかし、資格を取得したからといってすぐに実践で使えるかというと、現実世界での難しさというのがある。「…

「解体は再生への第一歩」は現状を変える前向きな言葉だと思う

「解体は再生への第一歩」。この言葉を聞いて、どのような状況を思い浮かべるだろうか?「解体」という言葉のみを切り取ると、「これまで存在してきたものを壊す」など、後ろめたい気持ちが少なからずある。重要なのは「解体」をどう捉えるか、そして「解体…

求められる「社会目線」、管理職に多い「会社目線」

「社会目線」と「会社目線」。言葉はよく似ているが、意味は全く違う。近年の世の中を見ていると「社会目線」が求められると思うことが多いのだが、「会社目線」の経営者や管理職が多いように感じる。どちらも言葉の聞こえは良いのだが、この2つにどのよう…

ソフトウェア開発を簡単そうに語る人は注意が必要

「ソフトウェア開発」は色々と苦労することが多いのだが、なぜか簡単に捉えられてしまうことが多い。熟練者ほどその難しさを知っており、あまり熟練していない人ほど簡単と考える傾向がある。そのため、本来高い能力を発揮しているにもかかわらず、周囲にそ…

IT・ソフトウェア業界の闇!多重下請け構造の弊害

IT・ソフトウェア業界における「多重下請け構造」は日本特有のものであり、弊害が多くあるにも関わらず、なかなか是正されない問題である。個人でできることは限られているが、この記事を参考に「多重下請け構造」脱却へ向けて行動を起こしてほしい。目次 1.…

「医療崩壊の懸念」と類似のことがソフトウェア産業にも

「医療崩壊」という言葉を聞く。非常に恐ろしいことである。医療従事者はただでさえ大変な状況にある。医療機関は我々(自分も含めて)いつお世話になるか予想がつかない。必要な時に必要な医療が受けられないことは我々一般人にとって重大なリスクだ。IT(…

IT業界の使命を労働問題の観点から考えてみる

ひと昔前は「IT業界」といえば花形産業であるとイメージしている方も多かったのではないだろうか?ITの普及で様々なことが便利になり、生活が豊かになり、問題解決・課題解決がより円滑になるという面は確かにあり、ITを通して社会の要請に応えていくことは…

「スケジュールを守る」とは無理な計画を長時間労働で賄うことではない!

「スケジュールを守る」のは社会人としての基本だ!と誰でも教わる。そして部分的に見れば正しいことだ。教わらなかった人はいないといっても良いのではないだろうか?しかし、「スケジュールを守る」ための前段が破綻していたり、「スケジュールを守る」た…

IT・ソフトウェア業界の闇!システム開発を下請けに丸投げする中間業者は存在価値なし

日本のIT業界やソフトウェア産業は多重下請け構造であることが少なくない。IT業界だけでないかもしれないが、日本が異常であることの一例である。この記事では、下請けに丸投げすることの問題点と、あるべき姿について述べていく。目次 1.多重下請け構造は…

テレワークを開始してから今まで体験したこと

私は新型コロナウィルスが感染拡大し始めた2020年春にテレワークを開始した。それ以前から、私の職場では働き方改革の一環としてテレワークを導入する動きはあったが、実際にテレワークをする人は少なく、私自身も全く興味が無かった。しかし、今はテレワー…

長時間労働の要因、ソフトウェア編

日本では従来から長時間労働が問題視されている。パフォーマンスの低下どころか、健康面の悪化のリスクは比較的多くの人に認識されている。更には、生活面とのバランスが崩れ、育児に時間が取れず、少子化に至る社会的な問題でもあるとの指摘もある。 なぜ長…

終電繰り上げと労働環境改善の相乗効果を望む

鉄道会社各社で終電繰り上げの旨のダイヤ改正が行われている。新型コロナウイルス感染拡大による利用者減によるものと考えられるが、働き方改革によるもの、特に鉄道設備の安全を支えている保守作業員の労働環境改善によるものでもある。この件について、ソ…

長時間労働の要因、IT業界編

日本では従来から長時間労働が問題視されている。パフォーマンスの低下どころか、健康面の悪化のリスクは比較的多くの人に認識されている。更には、生活面とのバランスが崩れ、育児に時間が取れず、少子化に至る社会的な問題でもあるとの指摘もある。 なぜ長…

長時間労働の要因、一般編

日本では従来から長時間労働が問題視されている。パフォーマンスの低下どころか、健康面の悪化のリスクは比較的多くの人に認識されている。更には、生活面とのバランスが崩れ、育児に時間が取れず、少子化に至る社会的な問題でもあるとの指摘もある。 なぜ長…