ソフトウェアエンジニアが労働について情報発信するブログ

ブラック労働からホワイト労働まで経験したソフトウェアエンジニアが世の中にとって役立つことを情報発信していく。

「ホワイト」「ブラック」職場・労働一般分野徹底比較

「ホワイト労働」「ブラック労働」の両方を経験した私が、両者を徹底比較してきた結果をお伝えする。かなりの違いがある印象を受けている。一個人が経験したことであるため、これから記載する内容が全てをカバーしているものではないし、中には主観的な部分もあることを了承願いたい。

以下、「表題」「ホワイト」「ブラック」の順に記載していく。「表題」の件について、「ホワイト」なケースと「ブラック」なケースについて、対比しながら言及していく。皆さんの職場環境がどのようなものか、見極めの参考にしてほしい。

「ホワイト」とは、「ホワイト企業」「優良企業」「ホワイトな開発現場(職場環境)」「ホワイトな人材」「ホワイトな考え方」「ホワイトな出来事」のいずれかを指す。
「ブラック」とは、「ブラック企業」「粗悪な企業」「ブラックな開発現場(職場環境)」「ブラックな人材」「ブラックな考え方」「ブラックな出来事」のいずれかを指す。

目次


視座

○「ホワイト」
社会目線。(社会的に正しいかどうか)

●「ブラック」
会社目線。(会社にとって都合が良いかどうか)
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過重労働で作業者が体調不良によりドクターストップ

○「ホワイト」
マネジメントが十分行き届いており、そもそも発生したためしがない。予兆があれば十分に配慮。

●「ブラック」
ドクターストップを受けて出社することができないにも関わらず、業務引き継ぎのために、作業者の上司は作業者を出社させる。作業者の健康より業務の引き継ぎの方が重要なのか? また、上司のマネジメントが未熟であることに気付いていない。
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優秀な人材

○「ホワイト」
これまで優良企業で多々実績を出しており、他社へ行っても通用する、市場価値が高く、優れた人間性を持ち合わせている人材。

●「ブラック」
素直で協調性があり、上司に従順で、長時間労働パワハラ等の理不尽にも耐えることができ、低賃金で奴隷のように扱っても文句も言わず「成長のため」と前向きに捉えることができる、会社にとって都合の良い人材。もしくは、ただ対象業務に長年従事しており、その領域に詳しいだけ。
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残業時間の計上方法

○「ホワイト」
定時後、1分単位で残業時間が計上される。

●「ブラック」
定時後、最初の30分は休憩時間扱い。その後1時間経過時点で初めて1時間分が計上される。以降、30分単位で計上される。最初の1時間未満、以降の30分未満は切り捨て。例えば18時が終業なら、19時30分まで残業して初めて1時間分計上される。それ未満は計上されない。残業代は全額支払われるため一見合法に見えるが、例えば毎日19時20分まで残業しても全く残業代が支払われないなど抜け穴があり、違法。合法であるかのように見せかけて、じわじわと労働力を搾取する姑息な方法。
尚、ニュースや裁判等で表向きになっている、「残業代未払い」問題については明らかに違法であり論外。
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「会社対会社の関係を考えろ!」

○「ホワイト」
問題や悪事の発生により、迷惑をかけてしまう範囲が、チーム内、部門内、他部門、取引先・顧客等の社外、エンドユーザーと広がるほど、影響が大きいこと認識させるために使う。

●「ブラック」
他社の人間から受けた理不尽な要求やパワハラに対して、被害者が被害を訴えるも、「相手はお客様だから」と立場や力関係を表に出し、会社間の取引を優先することのみを考え、被害者を黙らせるために使う。
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「自己中心的」の意味

○「ホワイト」
本来の正しい意味を認識している。

●「ブラック」
「自己を犠牲にしない」ことを「自己中心的」と称する。前者は「普段は組織全体のために一生懸命尽力するが、自分を犠牲にしてまでは行わない」という意味。後者は「他人や組織全体を犠牲にしてでも自分の利益を追求するという、自分さえ良ければその他のことは無関心」という意味。この二つは全く別の意味であるのに、そのことを理解していない。
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全体最適」の意味

○「ホワイト」
全体最適とは、企業や組織、またはシステム全体が最適化された状態を示す経営用語のひとつ。
組織にとって最適な落としどころを見つけ、そこに向かっていくことをさす。一部の人や部門にとっては最適ではないこともあるが、一部の人や部門に犠牲を強いて実現するものではない。また、異なる複数の立場においてWin-Winの関係であると言っても良い。

●「ブラック」
個人を犠牲にしてでも全体のために尽くすことを強要する体質。個人を犠牲にするのは、企業イメージの悪化、法的リスク、損害賠償のリスク、優秀な人材の流出など、多くのリスクを背負うことになる。結果「全体最適」にはならない。
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成長

○「ホワイト」
職務で必要な技術や知識を身に付けることで、これまでできなかったことができるようになること。また、人間としての倫理観が高まること。この2つを兼ね備え、社会に貢献できるようになること。

●「ブラック」
自組織に馴染み、どんなに困難なことや理不尽なことにも文句を言わず、組織にとって都合の良い人材になり、会社に貢献すること。

昇進する人材

○「ホワイト」
企業の問題点をいち早く発見し、周囲を巻き込んで改善に向けて行動した人。かつ、リーダーとしての素養や人間性を備え、周囲からの信頼を得られる人。

●「ブラック」
家庭を顧みず、長時間労働に耐えた者。組織に従順な者。パワハラ加害者。周囲のメンバーからはどのように思われていても、企業にとって都合の良い人材。
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「信頼関係」

○「ホワイト」
異なる複数の立場においてWin-Winの関係。お互い相手を尊重し、同じ目的に対して、異なる立場であっても協力関係を築ける間柄。

●「ブラック」
依頼元が依頼先を一方的に従え、力関係を背景に都合良く使い潰す「主従関係」もしくは「従属関係」のことを「信頼関係」と呼ぶ。依頼元は依頼先のことを「信頼」していても、依頼先は依頼元のことを「信頼」していないケースが多い。
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「セルフマネジメント」

○「ホワイト」
「目標達成や自己実現のために、自分自身を律し管理すること」である。その本質は、限られたリソースの最大限の活用、自身の能力を最大限発揮しパフォーマンスを上げることにある。管理の対象は、仕事のタスクや時間、感情、精神的・肉体的な健康の維持など、多岐に渡る。

●「ブラック」
劣悪な労働環境によるしわ寄せを労働者になすりつけ、しわ寄せを受けた労働者が過負荷な業務をこなせなければ、その結果のみを吊るし上げ「甘え」等と批判する他責思考とともに、労働者に対して「セルフマネジメントが重要だ!」と称して、劣悪な労働環境に対する是正措置を怠り、これによる不利益を労働者個人に擦り付ける組織・管理者側の粗悪さ。
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「企業努力」

○「ホワイト」
不採算事業や無駄な仕事を徹底的に見直し、リソースを有効活用し、魅力的な製品・サービスを提供した上で収益を得るという『価値を上げる』ための努力。

●「ブラック」
社員を低賃金、長時間労働で酷使して『価格を下げる』ための努力。

「社員の離職原因」

○「ホワイト」
社員それぞれの事情を理解し、社員の価値観、キャリアプラン、生活面とのバランスにおける期待に応えることがことができなかった会社側の原因として分析し、「社員に選ばれ続ける会社」を目指して向上し続ける。

●「ブラック」
雇用していることの責任、パフォーマンスを最大限に上げるためのマネジメント、離職していく原因を棚に上げ、「逃げた」「根性なし」「ウチでやっていくには厳しい」「ウチには不向きである」などと他責思考。

最後に

これらの比較結果を参考に、ブラックな予兆を確認できたならば、転職の準備をお薦めする。いざというとき、会社は労働者を守ってくれない。今の時代は転職が当たり前、無理して一つの会社に一生居る必要はない。転職のみならず、フリーランスや副業も当たり前になってきた。自分の身は自分で守り、悔いのない人生を!